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2025.02.21 愛犬・愛猫の口臭や歯のトラブルが気になる飼い主様へ 〜横浜市南区の動物病院が解説する原因と対策〜

「最近、愛犬や愛猫の口から嫌なにおいがする…」「歯が汚れているように見えるけれど大丈夫かな?」そんな不安を抱える飼い主様はいらっしゃいませんか?

その気づきこそが、大切な愛犬や愛猫の健康を守る第一歩です。実は、犬猫の口腔トラブルは見た目や匂いの問題だけでなく、全身の健康にも深刻な影響を及ぼすことがあります。

今回は、口臭や歯のトラブルの原因や影響、そしてその対策について詳しく解説します。

■目次
1.口臭や歯の問題が及ぼす健康への影響
2.犬猫の口臭・歯のトラブルの主な原因
3.自宅でできる予防と対策
4.動物病院でのケアと治療
5.まとめ

 

口臭や歯の問題が及ぼす健康への影響

犬猫の口臭や歯のトラブルを放置すると、「歯周病」をはじめとしたさまざまな健康リスクにつながります。

歯周病は歯茎やその周囲の組織が炎症を起こす病気で、進行すると歯の脱落だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。

歯周病に関連するリスクの一例として、細菌が血流を通じて全身に広がり、心臓や腎臓、肝臓といった重要な臓器に炎症を引き起こすことがあります。また、糖尿病や免疫系の疾患を悪化させることも知られています。

特にシニア期の犬猫においては、歯のトラブルが食事の妨げとなり、栄養不足や体重減少を招く場合もあります。早期のケアを行うことで、愛犬や愛猫の生活の質を大きく向上させることができます。

 

犬猫の口臭・歯のトラブルの主な原因

歯垢・歯石の蓄積

口臭や歯の問題の主な原因は、歯垢や歯石の蓄積です。食べ物のカスが歯に付着し、細菌とともに歯垢を形成します。歯垢が石灰化して歯石になると、通常のブラッシングでは取り除けなくなり、口臭や歯周病の原因となります。

歯周病

歯石が放置されると歯茎が炎症を起こし、歯周病へと進行します。痛み出血を伴うだけでなく、全身疾患のリスクを高めるおそれがあります。

年齢や犬種の影響

犬や猫は年齢を重ねるごとに歯のトラブルが起きやすくなります。特に小型犬は口が小さいため、歯と歯の間に汚れが溜まりやすく、歯周病の発生率が高い傾向があります。
例えば、イタリアングレイハウンドミニチュアダックスフンドは歯周病になりやすい犬種として知られています。

食事やケアの不足

柔らかいウェットフードばかりを与えると、歯垢が溜まりやすくなることがあります。また、定期的な歯磨きが行われていない場合、口腔内の健康が保ちにくくなります。

 

自宅でできる予防と対策

歯磨きの習慣づけ

犬猫の口腔ケアの基本は「歯磨き」です。歯垢を歯石になる前に取り除くことが重要です。

慣れている子や嫌がらない子はペット用の歯ブラシと歯磨きペーストを使い、無理のない範囲で始めましょう。人間用の歯磨き粉は含まれる成分がペットにとって有害な場合があるため、絶対に使用しないでください。

初めから歯ブラシを使うのは嫌がる子が多いため、最初は歯ブラシを使わずに指で口の周りを触るところから始めます。愛犬や愛猫が慣れてきたら、指にガーゼなどを巻いて歯を優しく拭く練習をしてみましょう。

最終的に歯ブラシを使い、歯と歯茎の境目を中心に優しく磨きます。短時間で終わらせ、無理をしないことがコツです。

当院では歯磨き指導も実施していますのでお気軽にお声がけください。

デンタルケア用品の活用

デンタルケア用品にはさまざまな種類があります。愛犬・愛猫の性格や好みに合わせて選びましょう。例えば、歯磨きを嫌がる場合は、デンタルガムや口腔ケア用スプレーを補助的に使用するのも効果的です。ただし、動物病院で販売されている獣医師推奨の製品を選ぶようにしてください。

デンタルケア用品についてはこちらで詳しく解説しています

無理なく続ける工夫

どのようなケアも続けることに意味があります。最初は短時間から始め、徐々に慣らしていくのがポイントです。

毎日行うことが理想ですが、まずは週に数回からスタートしても良いでしょう。ケアの後におやつを与えるなど、愛犬や愛猫がリラックスできる工夫を取り入れましょう。

 

動物病院でのケアと治療

病院でのケアは、ご自宅でのケアを補完し、愛犬・愛猫の口腔内を健康に保つために欠かせません。

定期的な歯科検診

動物病院での定期的な歯科検診は、口腔トラブルの早期発見につながります。

歯石の蓄積や歯周病が疑われる場合には、動物病院での専門的なケアが必要です。定期検診を受けることで、それらの進行を抑えたり、未然に防ぐことができます。

スケーリング(歯石除去)

スケーリングは、歯に付着した頑固な歯石を除去する専門的なクリーニング方法です。

この処置は全身麻酔下で行われるため、血液検査や健康状態のチェックを行い、ペットの体調を事前に十分確認した上で実施します。

超音波器具を使用して歯石を取り除き、抜歯が必要な場合は、抜歯を行い傷口を縫合します。スケーリング後は、歯垢の再付着を防ぐために歯を滑らかにする「ポリッシング」を行います。

スケーリングについてはこちらで詳しく解説しています

 

まとめ

愛犬・愛猫の口臭や歯のトラブルは、単なる口腔内の問題にとどまらず、全身の健康に影響を及ぼすことがあります。

日々の歯磨きやデンタルケア用品の活用で予防を心がけながら、定期的に動物病院での検診を受け、専門的なケアを取り入れることが大切です。

当院では、歯科診療と予防歯科を愛犬・愛猫の健康を守るための重要なケアの一環と位置付け、特に力を注いでおります。

横浜市南区で信頼できる動物病院をお探しの際は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。経験豊富な院長とスタッフが、愛犬・愛猫の健康を丁寧にサポートいたします。

 

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